「ここでもあそこでもない」

3月 04、2017

この家は州立公園に隣接しており、そこでは川、動物の生息地、森林が法律で保護されています。

電気、電話信号、モーター音はなく、最も近い家は川の向こう側に約 300 メートルあります。
私はここ 1 か月間ここに住んでいますが、ここは私たちの親友 3 人がカーニバル休暇を一緒に過ごした場所です。
一つの家族としての私たちの日々は、これ以上に充実したものではありませんでした。
一緒に過ごした最後の朝、私たちはこのような関係に特有の親密さ、温かさ、調和を楽しみながら最高の朝食をとりました。
その後、私たちはそれぞれ別々に落ち着いて、無気力さと満足感の両方に身を委ねました。
そのとき、ハリは私に自分の顔を描いてほしいと頼みました。これまでに何度も同じことをしましたが、私にとっても彼女にとってもいつも子供の遊びでした。
今度は何か違うことが起こりました。
私は彼女に部屋の真ん中の布団に横になるように言い、いつものように彼女の指示に従って筆で顔を塗り始めました。
その後すぐに、今回はタトゥーを真剣に考えていることに気づき、タトゥーを入れる前に誰かに絵を描いているときの精神状態と似たものを感じました。
家は完全な静寂に包まれ、聞こえるのは川のせせらぎ、たくさんの鳥の声、そして雲ひとつない朝がどんどん暖かくなってドアや窓から入ってくる風だけだった。
私の手がブラシで彼女の顔にそっと触れるにつれて、私の焦点はより明確になり、すでにそこにある単純な幾何学が私の次のステップに何を望んでいるのかを理解しました。
私の心はますます空っぽになったので、私は彼女に次に何をするつもりかをささやき始めました。彼女にできるのは彼女の顔を自分の心の中で想像しようとすることだけだとわかっていました。
この時点で彼女はまだ目を閉じるのに抵抗していましたが、最終的に降伏したときの彼女の穏やかな表情を私は忘れません。
この画像は、彼女が物事の「中間」段階に入ろうとしている瞬間に撮影されました。
娘が眠っている間、私は娘の顔の穏やかな表情に魅了されながら、彼女に頼まれたことを終えました。
私は静かに、敬意を持って彼女の空間から離れました。
「ここ」でも「あそこ」でもないような気がして、彼女の帰りを待っていた…。



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